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「食べること」は”すごいこと”なんです!

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 こんにちは、小児歯科ハッピークラブです。 今日は「食べる」ことのお話です。 「食べる」という行為の目的とその動きは、単に口を動かして栄養を補給する目的のためだけにではなく、 頭から足の先まで全身の器官や脳、そして精神の健康にまで深く連動し   ています。 小児歯科ハッピークラブでは、「小児期の食事(摂食・嚥下)」は単なる栄養補給だけだはなく、将来に向けて 「生きる力の基礎」となる顎の骨、歯並び、脳、そして正しい呼吸機能を育てるための最も重要なトレーニング です」とお話しています。 子どもは心身が「発育・発達」の途中です。この時期に正しく噛んで食べるで、子どもの全身の成長によい影響を与えましょう。 1. 顎(あご)の骨の発育と「歯並び」への影響 噛む刺激が骨を育てる : 離乳食から幼児期にかけて、しっかり噛むことで顎の骨が刺激され、正しく大きく成長します。顎が十分に育たないと、 歯並びの乱れ(叢生・乱ぐい歯) の原因になります。 顔の形を整える : 左右均等によく噛むことで、顔の筋肉(咀嚼筋)がバランスよく発達し、左右対称の引き締まった顔立ちへと導きます。 2. 「お口の筋肉」の発達と「正しい呼吸(鼻呼吸)」の確立 ぽかん口 (口呼吸) の予防 : 今の子どもは、噛む回数の減少による口の周りの筋肉(口輪筋)の筋力低下で口呼吸の子供が増えています。 全身の健康を守る鼻呼吸 : 食事を通じて口の筋肉や舌の筋肉(舌挙上筋)が鍛えられると、自然と口が閉じ、 「鼻呼吸」 が身につきます。口呼吸はウイルスを直接体内に取り込み、アレルギー疾患や風邪、虫歯のリスクを跳ね上げますが、鼻呼吸が確立されることでこれらを防ぐことができます。 3. 脳の発達と「味覚」の習得 脳の成長を加速させる : 小児期は脳が急激に発達する時期です。しっかり噛むことで大脳皮質への血流が増え、 集中力、記憶力、情緒の安定 に良い影響を与えます。 味覚のセンサーを育てる : よく噛むと食べ物が唾液と混ざり合い、舌にある味覚のセンサー(味蕾・みらい)を刺激します。様々な食感や味を経験することで、味覚が豊かになり、偏食の予防や健康的な食習慣の土台が作られます。 4. 正しい嚥下(のみこみ)への移行 乳児型か...

口唇と舌の習癖と歯並びについて ~出っ歯やポカン口を招く? 見逃してはいけない「お口のクセ」~

 私たちの歯は、実はとてもデリケートです。「内側から押し出す舌の力」と、「外側から抑える唇や頬の力」がちょうど良いバランスでぶつかり合う場所に、きれいに並ぶようになっています。 舌や唇の癖は、一見すると些細なことのように感じるかもしれませんが、長期間続くと歯並びや噛み合わせ、さらには顔や顎の成長にまで影響を及ぼすことがあり、歯並びの乱れ(不正咬合)を引き起こしてしまうのです。 注意したい「舌のクセ」 ① 舌を前に突き出す癖(舌突出癖)おしゃべりするときや、飲み込むときに、無意識に舌を前歯の間に挟んだり押し付けたりする癖です。 歯並びへの影響: 上下の前歯が噛み合わなくなり、隙間ができる「開咬(かいこう)」や、歯と歯の間に隙間ができる「すきっ歯」の原因になります。 ② 舌の位置が低い(低位舌)リラックスしている時、舌の先は「上の前歯の少し後ろの歯茎(スポット)」についているのが正しい位置です。これが下のアゴの低い位置に落ち込んでいる状態を指します。 歯並びへの影響: 上のあごが狭くなり、逆に下の前歯が押し出されるため、「受け口(下顎前突)」になりやすくなります。 注意したい「唇のクセ」 ① 下唇を噛む・吸う癖(咬唇癖・吸唇癖)上の前歯で下唇をぎゅっと噛んだり、唇を吸い込んだりする癖です。 歯並びへの影響: 上の前歯が外側に押し出され、下の前歯は内側に倒れ込むため、ひどい「出っ歯(上顎前突)」の原因になります。 ② いつも口が開いている(口呼吸・ポカン口)鼻が詰まっていたり、お口の周りの筋肉が弱かったりして、常に口が開いている状態です。 そのため当院では、お口の周りの筋肉を正しく鍛えるトレーニング「 MFT (口腔筋機能療法)」なども取り入れ、根本的な原因から改善するサポートを行っています。改善することができます。気になることがありましたら、ぜひご相談ください。   最後に好ましい口腔習慣をご紹介します。 ・鼻呼吸している ・お口はリラックスした状態で閉じている ・舌はリラックスした状態で挙上している ・上下の歯はわずかに離れている が挙げられます。 皆さんのお子さんはいかがですか?

赤ちゃんの「噛む力」を育てる正しい離乳食の与え方

あさくら小児歯科ハッピークラブで行っている「こども歯みがき教室」などで、離乳食の与え方について、よく質問を受けます。今回は歯科から見た離乳食についてお話ししたいと思います。 赤ちゃんの離乳食は単に栄養を摂るためだけではありません 実は、「一生モノの噛む力(咀嚼機能)」や「きれいな歯並び」の土台を作る大切なトレーニングでもあるのです。 離乳食をあげる時、スプーンの入れ方や赤ちゃんの姿勢を意識したことはありますか? これがお口の発達を促す大切な事なのです。 それを踏まえて、 歯科の視点からの実践してほしい「正しい離乳食の与え方」は次の4つのルールです。 ① スプーンは「水平に引く」のが鉄則!スプーンを口の奥まで入れすぎたり、上あごに擦りつけるように引き上げたりするのは NG です 正しい方法はスプーンを下唇にのせ、赤ちゃんが自分の上唇で食べ物を取り込むのを待ちます。取り込めたら、スプーンを水平に真っ直ぐ引き抜きましょう。これにより、唇をしっかり閉じる力が育ちます。 ② 「流し込み」は NG ! 赤ちゃん自身の力を信じてスプーンを傾けて食べ物を口に流し込んでしまうと、赤ちゃんは噛まずに丸呑みする癖がついてしまいます。赤ちゃん自身が唇を閉じ、舌を使って「ゴックン」「モグモグ」するのをゆっくり見守ってあげてください。 ③ スケジュールよりも「歯の生え方」を見る 育児書にある「〇ヶ月になったら中期の固さに」という目安は、あくまで参考です。赤ちゃんの成長には個人差があります。月齢よりも「今、どこにどんな歯が生えているか」でお口の発達段階を判断しましょう。 ④ 「足の裏」を床や足置きにつける食事をするときの姿勢はとても重要です 足がぶらぶらしていると、体に力が入りにくく、しっかり噛むことができません。ベビーチェアの足置きを調節したり、台を置いたりして、両足の裏がしっかりつく姿勢を作ってあげてください。 離乳食の目的は、早く大人と同じものを食べられるようにすることではありません。「正しいお口の使い方」を一つひとつマスターしていくことが、将来のむし歯予防や、きれいな歯並び、そして健康な体づくりへとつながっていくのです。 

食事の時の正しい姿勢

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 小児の場合「足の裏をしっかりつけること」が重要視されています。これは単なるマナーではなく、咀嚼力(噛む力)や将来の歯並び、集中力に直結するためです。 1. 最重要ポイント:足の裏の接地 子供の足がブラブラしていると、踏ん張りがきかず噛む力が弱まってしまいます。 足裏全体をつける :床に足が届かない場合は、足置き台や厚めの雑誌、箱などを置いて、足の裏全体がしっかりつくように調整してください。 メリット: 体幹が安定し、しっかり噛めるようになることで、顎の発育を促し、将来の歯並びが整いやすくなります。 2. 机と椅子の高さ調整 子供は成長が早いため、こまめな調整が必要です。 肘の高さ: 椅子に座って背筋を伸ばし、肘を 90 度に曲げたときに、肘がテーブルと同じ高さになるのが理想です。 調整のコツ: 椅子が低い場合は、お食事クッションなどを座面に敷いて高さを上げてください。 3. 離乳食期のポイント 自分でしっかり座れない時期は、補助が欠かせません。 姿勢のサポート: 腰の周りに丸めたタオルを挟んで、体が左右にぐらつかないように固定します。 食べさせる位置: 大人が横に座ると子供が顔をそちらに向けてしまい、姿勢が歪む原因になります。できるだけ正面から食べさせてあげましょう。 4. 姿勢が悪いことによるリスク 丸のみの癖: 姿勢が不安定だとしっかり噛めず、食べ物を丸のみしやすくなります。 誤嚥(ごえん): 顎が上がった姿勢は気道に入りやすく危険です。軽く顎を引いた状態を保てるよう、机の高さに注意してください。 椅子に座った際、お子様の足はしっかりついていますか? もし浮いているようなら、まずは足元に台を置いてみることから始めるのがおすすめです。 *イラスト:クインテッセンス出版 NICO : 2025年4月号より

子どもと”おやつ”

 「おやつはどんなものをあげばいいんでしょう」 こういう質問もお母さんからよく受けます。 子供のおやつは、単なる楽しみだけでなく「第 4 の食事(補食)」として、 3 度の食事で足りない栄養を補う役割があります。 おすすめの食品例は一般的には成長に必要な栄養素(カルシウム、鉄分、食物繊維など)を含むものが理想的です。 エネルギー源 : おにぎり、焼き芋、サンドイッチ、コーン カルシウム・タンパク質 : ヨーグルト、チーズ、牛乳、煮干し、納豆 ビタミン・食物繊維 : 季節の果物、バナナ、ドライフルーツ、野菜スティック 与え方のポイントについては 量 : 1 日の総エネルギーの 10 〜 20% が目安です。 幼児( 3 〜 5 歳):約 150 〜 250kcal 小学生:約 200kcal (板チョコ半分、ポテトチップス小袋 1 つ分程度) 時間 : 1 日 1 〜 2 回、時間を決めて与えます。夕食の 2 時間前までには済ませ、だらだら食べを防ぐことが大切です。 注意点 : 3 歳未満は白砂糖や、飴・チョコなど歯に残りやすいものを極力避け、素材の甘みを活かしたものを中心にします。   では、歯科の視点でみると「砂糖の量」以上に「歯へのくっつきやすさ」と「口に留まる時間」が重要視されます。 歯科医が推奨・注意するおやつの特徴は次の通りです。 😄おすすめ               チーズ、小魚、ナッツ、野菜スティック         糖分が少なく、再石灰化を助けるカルシウムが豊富。噛むことで唾液が出て自浄作用が高まる。 😔比較的安心            ゼリー、プリン、アイス、果物         砂糖は含むが、口の中ですぐに流れるため、歯に停滞しにくい。 😖要注意(ハイリスクなもの)キャラメル、飴、ガム、グミ、クッキー ...

歯磨きを嫌がる子供さんへ

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 「子どもが歯磨きを嫌がるので、虫歯などが心配です。嫌がらない方法はありますか?」という相談をよく受けます。そこで「歯磨きを嫌がるお子さんに歯磨きをしてもらう方法」についてお話をしたいと思います。 子どもが歯磨きを嫌がる理由・原因も様々な要因があります。 口の中は非常に敏感な場所です。 上唇の裏側にある筋(上唇小帯)にブラシが当たると強い痛みを感じます。歯ブラシの毛先のチクチク感や、電動歯ブラシの振動を「不快な刺激」として強く感じてしまう子がいます。歯磨き粉のミント感や泡立ちが、子どもにとっては「辛い」「苦しい」と感じることがあります。奥歯を磨く際、オエッとなる不快感がトラウマになっているケースもあります。 1 〜 3 歳頃は「自分でやりたい」という自立心が芽生える時期です。イヤイヤ期と言われますね。親に強制的にされること自体に反発します。 また、寝かされて口をこじ開けられる状況は、子どもにとって「何をされるかわからない」という恐怖や不安に繋がります。磨かないことで親が怖くなったり、急かされたりすると、歯磨きそのものがネガティブなことして記憶されます。 この頃の子供さんはじっとしていることが苦手な子が多いのも事実で、数分間の歯磨きは非常に苦痛な作業です。「いつ終わるのか」がわからないため、終わりの見えない苦行のように感じてしまいます。 多くの家庭で歯磨きは寝る前に行われますが、子どもが既に限界まで眠い状態ではどんなに工夫しても拒絶反応が出やすくなります。楽しい遊びを中断させられることへの不満も、歯磨きへの拒否として現れます。 これらの原因が重なっていることが多いため、まずは「どこを痛がっているか」「何が嫌そうか」を観察しましょう。そして、「慣れる」・「楽しませる」・「褒める」・「環境を整える」から始めましょう。 ◎先ずはここから 1. スキンシップを増やす 普段から唇やほっぺに触れたり、指で歯茎を優しくなでたりして、口周りを触られることへの抵抗を減らします。 2. おもちゃに慣れさせる ガーゼやシリコン製の指歯ブラシで優しく拭くことから始め、歯ブラシの感触に慣れさせます。 3. 声かけをする 歯磨きを始める前に「歯ブラシを口に入れるよ」など、何をするかを言葉で説明して不安を和らげます。 ◎歯磨きを楽しくする工夫...

虫歯にならないための歯科定期検診

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  11月9日(日)小児歯科のスペシャリスト、岨(そわ)先生のお話しを聞きました。 虫歯になると歯を削る事になります。 歯を削ると、どんなに良い修復をしても数年後にまた虫歯になります。 歯が生えたら、歯を削らない予防歯科に検診を受けましょう。ここでは虫歯のリスク診断をします。 ①フッ素で予防する ②飲食回数を減らす ③プラークコントロールの改善(仕上げ磨き) この3つの方法で虫歯は予防できます。 定期的なメンテナンスを受ける事で磨けていない場所を確認する事もできます。 歯科医院で3ヶ月ごとにフッ素を塗る事で虫歯は予防できます。 あなたのお子様の将来の歯のためにできる事をやっていきましょう。